社員の”誇り”はどこから生まれるのでしょうか。
「会社や今自分がやっている仕事に”誇り”を持って欲しい」
「やらされているのではなく、”誇り”を持って自ら取り組んで欲しい」
人事コンサルタントとして企業の経営陣の方々とお話をさせていただいていると
”誇り”という言葉が頻繁に出てきます。
「仕事に誇りを持てば、仕事が楽しくなって積極的に取り組むから
会社への貢献度が上がり、離職する社員も減るだろう」
では実際に”誇り”を持ってもらうためにはどうすればいいでしょう。
単純に「誇りと持て」と言っても持てるようなものではありません。
社員がどのようにして誇りを感じるのか、
誇りを持って取り組める環境とはなんなのか。
そこが分かれば企業の業績向上の手助けができると感じました。
昔読んだ本で参考になったものがあります。
「奇跡の職場」という本です。
元JR東日本テクノハートTESSEIの矢澤部長が書かれた本です。
この本は新幹線が到着し、また出発する7分間について書かれています。
その7分間で清掃をするスタッフ達が主役の本です。
スタッフ達は自分たちの清掃風景を「新幹線劇場」と呼び、
自分達の行動が全てお客様に見られていることを意識し、清掃しています。
そして自分達も旅の思い出を作る一員だと浸透しています。
TESSEIでは社員同士が褒め合う風土を作っています。
褒められた人を表彰することはよくあります。
しかし、多く褒めた方も表彰されることがTESSEIの素晴らしいところです。
認め合うことで、お互いに誇りが生まれる。
実際に以前の記事でも触れたように
現代の方達は”褒められる”ことに飢えています。
理想のリーダー像の変化もやはりこの時代の流れで変わったのでようね。
またその話は別の機会にお話させていただきます。
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