こんにちは。
アスティ副社長の神山です。
先日代表がとある新聞社に取材を受けているときに話題になっていた内容です。
ここ数年でコロナ禍もありECサイトを利用される方も増えてきているかと思います。
そこでよく見かける”送料無料”。
今回はその送料無料についてお話をさせていただきます。
この送料無料って金額がわかりやすくてとても便利ですよね。
でもこの言葉って私たちのように運送事業をやっている会社、そして運んでくれているドライバーさんに失礼な言い方にも感じるんですよね。
荷物の流れってA社さんは少し特殊ですので一旦省きますが、
運ぶ荷物を集荷する人。
その荷物を最寄りの倉庫に運ぶ人。
そこから営業所に運ぶ人。
そして最後にお客様に荷物を届ける人。
少なくても4人のドライバーさんが関わっています。
その他にもピッキングする方や事務の方が関わっています。
それを送料無料で片付けられてしまうのは少し違うような気がします。
もちろんその送料はメーカーさんが負担をしています。
しかしそれも多くの発注があるため通常よりも安い送料で運ばれています。
そうなると一番の皺寄せが来るのはラストワンマイルと言われる最後に荷物を届けるドライバーさんです。
今の若い子たちにとって送料無料が当たり前であって送料がいくらくらいなのか知っている子が何割いるでしょうか。
多分これからもっと知らない子が増えてくるでしょう。
ガソリン代が高騰している中で同じ単価でやり続けているドライバーさんがいなくなってしまいます。
運び手がいなくなると今後は荷物が届かなくなります。
今は注文すれば早ければ当日、遅くても2.3日程度で荷物が手元に届いてるかと思いますがそれも届かなくなってきます。
ガソリン代がリッター1円上がると運送業全体で1日150億円の負担が増えると言われています。
そこを消費者が理解してもらえるだけで私たちは助かります。
まぁとある運送業者の愚痴だと思ってください笑