もし戻らないとしても

お世話になります。
アスティの東です。

一部の国や地域で、緊急事態の警戒を解くような動きが出ていて、国内でも今週をめどに一部地域の解除の判断を…なんていう話が出ています。

しかし、もしも緊急事態宣言が終わったとしても、今までのような社会の形にはすぐには…というより、『すでに』戻らないのではないかと考えています。

観光産業やエンタメ産業をはじめ各産業で大幅な打撃が出ていますが、果たして今それぞれの業界に、それだけのお客さんを迎え入れるキャパシティがあるかどうかという所は、率直に言って疑問があります。さび付いて止まった歯車を勢いよく回したら、車軸が外れてかえって壊れてしまうようなイメージでしょうか。
歯車はゆっくり丁寧にまわしてあげないといけないのです。

無くなってほしくないものもたくさん無くなってしまいましたが、無くなってかえって視野が広がった事もあります。それは『慣例(セオリー)』です。

誰が決めたかわからないけど、不思議と誰も疑問に思わない慣例が、日本には結構ありました。
仕事は会社でする、打ち合わせは会ってする、そして、配達物の伝票にはサインをもらう…などです。

皆様もご存知のように、テレワーク、Zoom会議、そして置き配達というように、従来の社会行動の代替方法がどんどん進歩しました。これは現状が落ち着いたあとでも、わざわざ元の形に戻ることはないでしょう。

この期間中におそらく一番変化したのは、何よりも社会の価値観です。
もし単純な意味での『今まで』にはもう戻れないとしても、いろいろなものに興味を持ち、疑問を持って、新しい一歩を踏み出す糧にできればと思います。

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